救急往診事業者による救急往診等の連携・取組事例
事例①:休日夜間診療所の機能補完(東京都瑞穂町・福島県福島市)
医師の高齢化等により開業医の不足する市区町村において、休日夜間診療所の運営を救急往診事業者が支援した事例。連休・年末年始等の輪番制に救急往診事業者(および提携医療機関)が参加し、オンライン・往診による支援を実施した。当番となっているかかりつけ医と連携し、輪番で対応した患者の情報について、当該かかりつけ医に戻す運用をしている。
事例②:119との連携による救急搬送抑制「旭川モデル」
新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制がひっ迫した北海道旭川市において、救急往診事業者(および提携医療機関)が消防本部と連携し、コロナ患者全例に対して救急車の出動と並行してオンライン診療を実施した。搬送の要不要を判断し、必要に応じて処方の実施や翌朝の近医受診を促す等、不要不急の救急搬送を44%削減し、救急隊と受け入れ先の救急病院の負担軽減に貢献する(新型コロナウイルス感染症:2類相当時)。